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501住戸/最優秀作品

プラスワンの家

近鉄不動産株式会社/株式会社アトリエ オズミィ

プラスワンの家

提案趣旨・概要

ワーキングシングルの増加を背景に、60代を中心とした世帯構成は「1.5世帯」(夫婦十単身の子〉が増加している。
戸建住宅においては、幅広い世帯構成に合わせた住まいが作られ始めているが、集合住宅の基本モデルは限定された世帯 (1世帯〉に向けて作られているのが現状である。
そこで、501住戸では50〜60代の夫婦を中心軸に、1.5世帯に向けた新しい集合住宅のカタチを提案する。共に暮らす「誰か」(=プラスワン〉が変化しても、お互いの生活を尊重し、住み続けられる。
時の流れと共に変化する『家族の在り方』。そんな流れに沿って住み続けられる、変わらない家をコンセプトとした。

審査コメント

  • 馬場 正尊氏Masataka Baba[建築家/Open A代表/東北芸術工科大学准教授]
    もうすでに商品化されていてもいいようなプランだった。
    でもそれが分譲マンションとしては存在していない。社会の状況に素直な案だと思う。
    離れに住む住人のキャラクター/プロファイルは多種多様に想像ができた。最初はあまり話題にならなかった案だが、どんな暮らし方があるのかを審査員で話す間にクロースアップされた。さまざまな可能性が語れるということは、きっとニーズが大きいのだろう。
    離れに住むのは、成人した子供、歳をとって残された両親のどちらか、ドライに賃貸として貸し出すことも可能。0.5世帯=単身がパラサイトし、それは関係性の脱着が容易、という空間にはこれからの社会でニーズがありそうだ。それがいいかどうかは別として。
  • 島原 万丈氏Manjo Shimabara[株式会社ネクスト/HOME'S総研 所長]
    2人世帯と1人世帯の同居という形を表した「1.5世帯」。どこかで聞いたことがありそうな言葉だが、実際のところ2.5世帯よりも出現率は高そうである。
    この新しい同居スタイルを、土間を挟む2つの領域によって柔軟に実現しようという本提案は、潔いほど単純明快ながら、これまでありそうでなかったプランである。
  • 加茂 紀和子氏Kiwako Kamo[建築家/みかんぐみ/ICSカレッジオブアーツ特任教授]
    子どもが成人してから独立世帯をもつまでが長くなった現代、あるいは高齢化社会での親子関係にとって、「はなれ」形式は現代にも近未来の社会状況の中でのモデルとしても合理的な明解さをもつ。
    できればここに住人の人生や価値観が表われてくることを願う。土間が単なる風通しのいい廊下ではなく、互いをつかずはなれずつなぐ中間になる住まい方が展開されるといい。
  • 木全 吉彦氏Yoshihiko Kimata[大阪ガス株式会社 エネルギー・文化研究所 所長]
    集合住宅で土間によって住戸を分割する二戸一住宅はユニーク。家族・非家族を問わず、シェア居住にとって重要なプライベート空間とシェア空間のバランスを構造的に解決しようとする試みは、一見、直球の真っ向勝負のようでいて、実は多様な組合せのシェア居住と多様なシェアの仕方を可能とし、実用性に富む。ペットを媒介としたコミュニケーションも想定するなど、よく練られたプラン。

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